◆ゴルフは素晴らしい生涯スポー ツ◆

 ゴルフは、球技の中で最もボールを遠くに飛ばせる素晴らしい「生涯スポーツ」です。

 春夏秋冬、四季折々に広がる鮮やかな景観や大自然の空気をおもいっきり楽しめるだけでなく、メンテナンスが施されたふかふかの緑一色のフェアウェイやグリーンに身を置くだけでも、素敵な異空間にいるような気がします。

 カントリークラブの由来のとおり「第二の我が家」として、気の合う仲間や家族と、かけがえのないひと時を過ごしたり、様々な出会い、交流の場としても、ゴルフ場は最高のシチュエーションであります。さらに他のスポーツと比較しても、体への負担が軽い上に、1ラウンド(18ホール)プレーでは、約10kmくらいは、歩いているため「健康」にも良いと言えます。

 私事ですが、縁あって幼少のころから近所の田んぼで、稲刈りあとの切り株をティー代わりにしてゴルフクラブ(ボロボロのパーシモン)を振り回して地主さんに怒られたり、ゴルフ好きの高校の先生から初めて譲ってもらった「HONMAのアイアン」を、翌日練習に行った近所の水上ゴルフの池に飛ばしてしまい大泣きしたりと、いろんな意味で「記憶」に残るゴルフを体感してきたことを、今でもふと思い出すことがあります。

 子供心に感じたゴルフボールを遠くに飛ばす「快感」は、何より忘れられない思い出です。



◆ 低迷するゴルフ業界 孤軍奮闘23年 ◆

 1993年バブル期を境に、ゴルフ場・ゴルフ練習場そしてゴルフ用品業界全体は、景気の低迷、少子高齢化、さらには団塊世代のゴルファー人口減少などの影響により、様々な苦境に立たされている状況です。

 そんな急降下しかけた時期に、新卒でゴルフ場業界に飛び込んで早20数年。大手上場の外食産業(ゴルフ場レストラン運営受託業)にて接客サービス・調理(少し)、そしてマネジメントスキルを磨き9年。ヘッドハンティングで飛び込んだ国内最大手のゴルフ場運営会社では、西日本方面の料飲地域統括職(18コース、年商18億規模)で経営の一端を学んで6年。同社連結の商事会社では、畑違いの高速道路サービスエリア(3拠点、年商25億規模)で、小売物販の運営統括職で「物」作りや「販売」の素晴らしさ、クライアントビジネスの奥深さを体感し4年。直近では、中堅ゴルフグループの旗艦ゴルフ場支配人職、本社営業部門 法人営業統括など一通りゴルフ場運営を経験して4年。


 ただ、そこで見てきたものは・・・まさにゴルフ業界の暗い現状ばかりでした。



◆「何でも屋稼業」、法人設立 を決意 ◆

 今振り返るとサラリーマン時代は、経歴とは裏腹に、かなり地味な存在であったと思っています。毎日のルーティンに流されている自分が、とにかく嫌で嫌で嫌でしたが、振り返ると、自分自身の身の振り方ばかり考えていたのだと思います。

 ただ、いつも心の中では、いろんなシチュエーションで「なんで、こんなに、おもんないねん・・・」「もっと、楽しんだらええのに・・・」などと自問自答、悶々としたフラストレーションを感じる日々を送ってきました。

 ちっぽけな存在の自分が、いったい何ができるのか?何がしたいのか?長年考え続けてきた結果、つたないキャリアですが、業界の「何でも屋」として生かせられるすべてのことを、ゴルフ場経営の最前線にいらっしゃる経営者層や支配人、さらにはゴルフ場所有者であるオーナー様と一緒になり、「改善」を超えた「改革」のお手伝いをさせていただきたいと強く思うに至りました。

 プライベートでは、新卒の配属先ゴルフ場のキャディであった妻と国際結婚を経て早20数年超。大切な一人息子にも恵まれ、波乱万丈な人生を満喫?!している最中ではありましたが、ゴルフ業界に何かお役立ちしたい気持ちから、23年にわたるサラリーマン生活にピリオドを打ち、2017年12月1日大安、新会社:インプレッションゴルフ株式会社(神戸市)を設立いたしました。



◆ 「ゼロ」から「イチ」への小さな一歩 ◆

 年号が平成から令和にかわり、2019年より2年間、インプレッションゴルフ株式会社として、様々なゴルフ場・ゴルフ練習場の収支改善のお手伝いをさせていただきました。これもひとえに、支えてくださったすべての皆様のおかげです。

 そんなサラリーマン時代には体験できなかった未知の世界の方々とお付き合いをさせて頂いているわけですが、クライアントのオーナー、社長、支配人の皆様は、決まって利益の最大化が大切だとおっしゃいます。経営として当然のことですが、その中でも、経費節減以上に来客数を増やすことが大きなミッションになっているケースが大半であるのが現実です。

 私も、以前法人営業や営業活動をしていた際、幹事様や個人の方含め、プレー料金が集客に大きく影響する現実を目の当たりにしていました。単純に楽な営業をするのであれば、料金を下げればいいわけです。料金は下げればお客様は増加します。プレイヤーにとって、料金が安ければうれしいですし、プレー回数も増えます。その反面、ゴルフ場経営としては、収益が停滞もしくは悪化していくことに繋がりかねません。

 もちろん、まっとうなゴルフ場経営をすすめていらっしゃる大手ゴルフ場グループ様や資金力のあるゴルフ場様においては、上記の限りではありません。コースコンディションをピカピカに仕上げ、会員制度を充実させファンを増やし、従業員の満足度を上げる経営手法は目指すべきものだと思いますが、多くのゴルフ場が競合に釣られるように、料金戦争に巻き込まれていき、ゴルフ収益悪化そしてゴルフ環境悪化につながっている現状が多く見受けられます。

 では、どうしたら良いのでしょうか?

 単純に料金が左右される要因は、比較対象となるゴルフ場や多種多様なプレー料金が多すぎることも要因の一つだと思います。とはいえ、物理的にゴルフ場を減らすことはできませんし、料金を全国一律にすることも非現実的です。

 ただ、もしかしたら比較するものが少なければ少ないほど、もしくは比較できない料金や新しい施策があれば、そこから新しい顧客の獲得やファン獲得につながるのではないかと思います。

 そんな誰もがチャレンジしそうにないことを創めるために、2019年5月自身として2社目となる新会社:フロンティアゴルフ株式会社を設立いたしました。

 社名「フロンティア」は「国境」「辺境」の意ですが、「最先端」「新分野」「未開拓の領域」の想いをこめています。

「ゼロ」から「イチ」への小さな一歩 、こんなフレーズを念頭に置き、新たなる挑戦は始まりました。



◆「共感」を呼ぶ、ゴルフイノベーション ◆

 ゴルフ場(ゴルフ練習場)運営の収益改善は、コンサルティング業として最大の「ミッション」です。

 ただこれだけでは、業界イノベーションの観点から見て大きな変化をもたらさないと考えています。従来の「装置産業」から脱却し、「サービス産業」「ホスピタリティ産業」へと変革していくことも重要であると考えています。

 インプレッションゴルフでは、「感動」をテーマに経営のお手伝いをさせていただきましたが、新会社:フロンティアゴルフでは、「ふつうじゃないことの素晴らしさ」を「共感」いただけるような新感覚のゴルフの楽しみ方をご提案して参ります。

  皆様にとって、「身近なゴルフの何でも屋」として、「ふつうじゃないこと」にご興味あるかたのみならず、どなたでも24時間お気軽にお問い合せいただければ幸いです。


代表取締役  竹内 悟